ミハイロ・ペトロヴィッチ - オーストリア・サッカー専門ホームページ

ミハイロ・ペトロヴィッチ

(Mihailo Petrović、Michael Petrovic、Михаило Петровић、1957年10月18日生まれ)

セルビア出身オーストリア国籍のミハイロ・ペトロヴィッチは2006年にJリーグ・サンフレッチェ広島の監督に就任した。日本ではSKシュトゥルム・グラーツ時代、イヴィツァ・オシムのコーチを務め、多大な影響を受けた監督として知られている。

旧ユーゴスラビアで生まれ育ったペトロヴィッチは1985年にディナモ・ザグレブからオーストリア・ブンデスリーガのSKシュトゥルム・グラーツに移籍。
本来は攻撃的MFとしてプレーしていたが、現役引退間際はリベロとしても試合に出場していた。

旧ユーゴスラビア代表の一員として1982年FIFAワールドカップ・スペイン大会予選等にも出場しているが、1989年にオーストリア国籍取得
8年間オーストリアでプレーをし、1993年に現役引退。「ミシャ」の愛称で親しまれるSKシュトゥルム・グラーツの人気選手であった。

家族が旧ユーゴスラビアとの国境に近いグラーツでの永住を希望したため、選手引退後はオーストリア及びスロベニアのクラブで監督を歴任。

SKシュトゥルム・グラーツのコーチ兼サテライト監督、NKオリンピア・リュブリャナ(スロベニア1部)監督等を経験した後、オシム体制後破産寸前に追い込まれた古巣のSKシュトゥルム・グラーツ監督に就任。厳しい予算制約がある中、積極的に若手を起用し、リーグ残留というクラブ目標を3シーズン連続で達成した。

2006年6月、FCケルンテン(当時オーストリア2部)での監督就任が決定するも、契約僅か3週間後にクラブとの契約を解消しJリーグ・サンフレッチェ広島の監督に就任。天皇杯準優勝、セロックス・スーパーカップ優勝等の結果を残した他、多くの若手選手を育て上げ、高い評価を得ている。

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写真提供:GEPA-Pictures