マリオ・ハース
(Mario Haas、1974年9月16日生まれ)
マリオ・ハースは2005年にイヴィツァ・オシム監督率いるJリーグ・ジェフユナイテッド市原・千葉に入団。ゲームメークもできる判断力の優れたフォワードとしてJリーグ・ナビスコカップ優勝等に貢献したオーストリア・グラーツ出身の選手である。
1993年にオーストリア・ブンデスリーガのSKシュトゥルム・グラーツでプロデビューを果たしたハースは、イヴィツァ・オシム監督の下、ほぼ同時期に同じクラブに所属していたイヴィツァ・ヴァスティッチ(後に名古屋グランパスでプレー)と共にゴールを量産、クラブの黄金時代を築いた。
UEFAチャンピオンズリーグ本大会、UEFAカップ本大会、1998年FIFAワールドカップ・フランス大会等への出場を果たしたハースは、恩師であるオシム監督に誘われ2005年にJリーグ・ジェフユナイテッド市原・千葉に入団。
両足どちらからでも強烈なシュートを打つことができる得点能力のみならず、下がり目のポジションから味方のチャンスを演出するなど、チームプレーに徹することができるフォワードとして日本だけではなく、オーストリアでも高い評価を得ている。
2006年、ナビスコカップ決勝で負った靭帯負傷(前十時靭帯損傷)の治療の為、11月14日にオーストリアに帰国。そのままジェフユナイテッド市原・千葉を退団した。 2007年に古巣のSKシュトゥルム・グラーツに復帰、2009年までチームの主力選手とした活躍した。2009-10年シーズンからはチームのスーパーサブとしての地位を確立、出場時間は短くても貴重な戦力として重宝されている。
写真提供:GEPA-Pictures