宮本恒靖
(1977年2月7日生まれ)
宮本恒靖は長年に渡り日本代表主将を務め、2007年1月から2009年1月までオーストリア・ブンデスリーガの強豪レッドブル・ザルツブルクに所属したセンターバック。
Jリーグ・ガンバ大阪ユース出身の宮本はユース時代も含めると合計15年間ガンバ大阪に所属し、クラブの顔として絶大の人気を誇った。若い頃からキャプテンシーを認められ、ガンバ大阪ユース初代キャプテンを3年間、またトップ昇格後も2000年と2004年のシーズンではチームキャプテンも務めた。日本代表でも年代別代表からA代表に至るまで、全カテゴリーでキャプテンに選出されていた。
危機察知能力に優れ、判断の早さやカバーリング、ライン統率力などにおいて秀でており、ボール奪取後の正確なロングフィードにも定評がある。3バックのセンターでのプレー経験が長く、特にトルシエ元日本代表監督の下では「フラット3の申し子」と高く評価された。
2002年FIFAワールドカップ・日韓大会と2006年FIFAワールドカップ・ドイツ大会では、日本A代表の主将としてチームを率いる。また、2004年アジアカップでは同じく主将として日本代表の優勝に貢献している。
2006年シーズン終了後、オーストリア・ブンデスリーガの強豪レッドブル・ザルツブルクに1年契約で完全移籍。イタリアの名将トラパットーニ監督の下、2006-07年シーズンでのリーグ優勝に貢献し、UEFAチャンピオンズリーグ最終予選などにも出場した。2007年12月には契約を更新、2009年1月にJリーグ・ヴィッセル神戸へ移籍するまでレッドブル・ザルツブルクに所属した。
レッドブル・ザルツブルクでは、4バックの左右どちらのセンターバックもこなし、2007-08年シーズンにはサイドバックとしてもスタメン出場を果たすなど、プレーの幅を広げた。
写真提供:GEPA-Pictures