アンドレイ・パナディッチ
(Andrej Panadić、1969年3月9日生まれ)
アンドレイ・パナディッチは、2002年6月から2004年6月まで名古屋グランパスに所属、「パナ」の愛称で親しまれたセンターバックである。
クロアチア出身のパナディッチは母国のクロアチアの名門NKディナモ・ザグレブ、当時ドイツ2部のケムニッツァーFCやKFCユルディンゲン、ドイツ・ブンデスリーガの名門ハンブルガーSVなどでプレー。ハンブルガーSV時代はUEFAチャンピオンズリーグ本大会にも出場、アウェーの「スタディオ・デッレ・アルピ」で行われた試合でユヴェントスを3‐1で破るなどチームの好結果に貢献した。
2001年にイヴィツァ・オシム監督率いるオーストリア・ブンデスリーガのSKシュトゥルム・グラーツに移籍。しかしレギュラーに定着するには至らず、僅か1シーズンで退団。
2002年6月に名古屋グランパスエイトに移籍。名古屋では3バックのリベロとして活躍したが、2004年のナビスコカップのジュビロ戦で負傷し、同年6月に退団した。
試合中でも、パナコールに手をあげて答えるなど愛想のよさもサポーターに愛された理由の一つ。長身で空中戦に強く、ディフェンスリーダーとしての統率力も高いリベロであった。
2008-09年シーズンより名古屋時代のチームメートであったイヴィツァ・ヴァスティッチが所属するオーストリア・ブンデスリーガのLASKリンツの監督に就任したものの、成績不振からシーズン中に解任された。
写真提供:GEPA-Pictures