ディートマー・「ディディ」・コンスタンティーニ
Dietmar „Didi“ Constantini (1955.05.30-)
「チーム立て直しの請負人」として業界内で高い評価を得ている指導者。
シーズンが開幕する夏には毎年1,000人以上集まる子供用のサッカーキャンプをチロル州各地で実施しており、プロレベルではシーズン途中からのオファーしか受けないことで知られている。
しかしこのような特殊な条件を公表していながらも、毎年のようにシーズン中でのチーム立て直しのオファーが殺到するのは、短期的に結果を残しチームを危機から救える指導者として高く評価されている証である。
1980年代後半に指導者としてのキャリアをスタート。オーストリアとサウジアラビアのクラブ、オーストリアU21代表とオリンピック代表のヘッドコーチを経て暫定的にオーストリア代表監督に就任。
その後はエルンスト・ハッペルA代表監督の下、ヘッドコーチとして代表チームの強化に取り組む。そのため、コンスタンティーニは「ハッペル監督の愛弟子」と言われるようになる。
その後はオーストリア(FCヴァッカー・インスブルック等)やドイツ(マインツ05等)のクラブで監督を歴任。
1997年からは、大規模な子供用のサッカーキャンプを夏にチロル州で運営するようになり、自らも毎年7月から8月にかけてはサッカーキャンプで子供達を指導。そのため、プロサッカーレベルではシーズン途中からの短期的なオファーしか受けないようになる。
しかし短期間でチームを立て直し、結果を残せることを幾度も証明しているため、シーズン半ばの冬から春にかけて不振に陥ったオーストリアやスイス、ドイツ、ギリシャのクラブ等から毎年のようにオファーが殺到。
毎年別のクラブでシーズン終了の6月頃までの数ヶ月以内にチームを立て直し、幾度となく降格から救ったり、ヨーロッパカップ出場権獲得へ導いたりしている。
写真提供:GEPA-Pictures