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カール・デッカー

Karl Decker (1921.09.05-2005.09.27)

第2黄金時代のオーストリア代表監督として歴史に名を残している。
現役時代は主に当時オーストリア・ブンデスリーガに属していたヴィエンナでプレー。1937年から1952年まで609試合に出場、605得点を記録している。その後はフランスやスイスでもプレー、ナチス・ドイツ大帝国代表とオーストリア代表の一員として国際試合にも出場している。

1958年から1964年まではオーストリア代表監督を務める。1930年以前までの第1黄金時代に続き、オーストリア代表の第2黄金時代を確立する。

スコットランド(4‐1)、ソ連(3‐1)、スペイン(3‐0)、イタリア(2‐1)、イングランド(3‐1)、ハンガリー(2‐1)等を立て続けに破り、1962年FIFAワールドカップ・チリ大会での躍進が期待されたが、オーストリア・サッカー協会の財政上の問題から本大会出場を辞退。このサッカー協会の決断によって第2黄金時代の世代がワールドカップの舞台で活躍を見せることはなかった。

その後デッカーは代表監督を辞任、1969年以降はオーストリア・サッカー指導者協会の会長に就任した。