ヴィルヘルム・クメント
Wilhelm Kment (1914-2002.12.22)
主にオランダとノルウェーですぐれた実績を残したことで知られている。
現役時代は主にオーストリアでプレーするが、指導者としてのキャリアをスタートしたのはオランダのVVVフェンローであった。
1956年から1960年まで同クラブで監督を務め、クラブの歴史上最も大きな成功とされているオランダ・カップでの優勝に導く。
その後は2年間ノルウェーの代表監督に就任。ヴィッリーバルト・ハーンに続き2人目のオーストリア出身ノルウェー代表監督となる。
1964年には、同じくオーストリア出身のリヒャルド・クーン、フランツ・フックス、エルンスト・ハッペルらに続き、オランダの名門フェイエノールトの監督に就任。1965年にはクラブの歴史上初となるリーグ戦とカップ戦でのダブル優勝を果たす。
1967年以降は再びノルウェー代表監督、そしてオーストリア・ブンデスリーガに属するLASKリンツの監督を歴任して監督業を引退している。