ヴァルター・ナウシュ
“Sir” Walter Nausch (1907.02.05-1957.07.11)
1954年FIFAワールドカップ・スイス大会で3位という好結果を残したオーストリア代表チームの監督として歴史に名を残している。
現役時代は伝説的な「ヴンダーチーム」の主力選手として活躍。所属クラブでもUEFAチャンピオンズリーグの前身であるミトローパ・カップで2度の優勝を果たすなど、優れた功績を残す。
しかし、1938年にオーストリアがナチス・ドイツに併合されると、ユダヤ人の妻を持つナウシュはナチスの政治に反発しスイスへ亡命。
第2次世界大戦後はオーストリア・サッカー協会会長直々の要請でオーストリア代表監督に就任。1954年FIFAワールドカップ・スイス大会では魅力的なチームを作り上げ、W杯3位という歴史に残る好結果を残す。
また1953年にはFIFAより世界選抜の監督として招集されている。