ルドルフ・シュトリッティッヒ
Rudolf Strittich (1922.03.03-)
主にデンマークですぐれた功績を残した指導者として高い評価を得ている。
現役時代は主にオーストリア、チェコ、ドイツ、コロンビア、フランスでプレー。優れた中盤の選手であったが、当時持ち込み禁止であった貝類をエジプト遠征からオーストリアに持ち込んだことが発覚、それ以降オーストリア・サッカー代表には選出されなくなる。
1955年にSKシュトゥルム・グラーツ(オーストリア)にて指導者としてのキャリアをスタート。その後はFCバーゼル(スイス)とアポロン・カラマリアス(ギリシャ)で監督を歴任。
1960年からは約10年に渡りデンマーク1部のクラブを率いて3度のリーグ優勝を果たす。
この功績が認められ、1970年にデンマーク代表監督に就任。ヨーロッパ選手権本大会及びワールドカップ本大会出場は実現しなかったものの、1972年に行われた夏季オリンピック大会では大半の予想に反して好結果を残し決勝トーナメントに進出。最終的には準決勝まで進出し、デンマーク・サッカーの歴史に残る偉業を達成している。