ロベルト・ディーンスト
Robert Dienst (1928.03.01-2000.06.13)
オーストリア・ブンデスリーガ最多得点記録となる323得点を決めた、オーストリア・サッカーを代表する屈指の名FW。
主にSKラピード・ウィーンの主力選手として1940年代から60年代までオーストリア・ブンデスリーガでプレー。リーグ優勝6回とUEFAチャンピオンズリーグの前身であるミトローパ・カップ優勝1回、UEFAチャンピオンズカップ準決勝進出に貢献、自らも4回リーグ得点王に輝いている。
オーストリア代表にも選出され、1954年FIFAワールドカップ・スイス大会予選では多くの得点を決めるものの、本大会ではスタメンから外される。
1953年と1954年にはリーグ得点王に輝いており絶好調であったのにも関わらず、控えに回されたということで、いかに当時のオーストリアに多くの優れたFWがそろっていたか、そしてポジション争いがいかに熾烈であったかを証明している。
ちなみに3位決定戦ではスタメン出場を果たし、3位という好結果に最後の試合で貢献している。
1968年に現役を引退し指導者の道を歩むが、期待されたような結果は残せず、1975年には監督業からも引退し、サッカー業界から身を引いている。
ブンデスリーガを代表するストライカーであった彼の功績を称え、ウィーンのある道が「ロベルト・ディーンスト・ガッセ」と命名された。