フリードリッヒ・コンシリア
Friedrich Koncilia (1946.06.09.-)
オーストリア・サッカーの長い歴史の中でも、最も優れたGKの1人として高い評価を得ている。日本では1995年から1998年にかけて、Jリーグ・ガンバ大阪でGKコーチ、ヘッドコーチ、監督などを歴任したことで知られている。
選手時代はFCヴァッカー・インスブルック、アンデルレヒト(ベルギー)、FKアウストリア・ウィーン等各国の名門クラブでプレー。オーストリア・ブンデスリーガでは戦後最多出場記録で歴代4位となる526試合に、ヨーロッパカップでは51試合に出場し、主にFCヴァッカー・インスブルックの選手としてオーストリア・ブンデスリーガ優勝を8回、オーストリア・カップ優勝を6回果たした歴史に残る名選手である。
オーストリア代表では84試合に出場、1978年FIFAワールドカップ・アルゼンチン大会や1982年スペイン大会にレギュラー選手としてチームの好結果に貢献した。
引退後は指導者となり、来日前はオーストリアU21代表やFKアウストリア・ウィーンのGKコーチを、オーストリアに帰国後はFKアウストリア・ウィーンのスポーツディレクター等を歴任した。
現在はオーストリア4部に所属するバード・イッシュルの監督を務めている。
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