ヘルベルト・プロハスカ
Herbert Prohaska （1955.08.08－）
オーストリア・ブンデスリーガとイタリア・セリエAで活躍した国際レベルのMF。
長年に渡りFKアウストリア・ウィーンの中心選手として活躍、4度のリーグ優勝と3度のカップ優勝を果たす。
1980年にイタリア・セリエAの名門インテルへ移籍。2シーズン目にはコッパ・イタリアで優勝。1982年には同リーグのASローマに移籍。初年度でリーグ優勝を果たし、スクデットを獲得する。
当時外国人に対して比較的閉鎖的であったセリエAでプロハスカが各チームの主力選手として活躍したことは、以降イタリアへの移籍を希望する多くのオーストリア出身選手に多大な影響を与えた。
オーストリア代表選手としては1978年FIFAワールドカップ・アルゼンチン大会と1982年FIFAワールドカップ・スペイン大会に出場、1978年大会で「コルドバの奇跡」を起こした一員でもあるが、1982年大会の「ヒホンの無気力試合」でもピッチに立っている。1989年に現役引退。
指導者としてはFKアウストリア・ウィーン、オーストリアA代表チームの監督を歴任。1998年FIFAワールドカップ・フランス大会予選を突破し本大会にも出場している。
2004年にはオーストリアの20世紀最優秀選手の1人に選出され、2005年にはオーストリア国家勲章を与えられたプロハスカは、代表監督を辞任してから早々に監督業を引退、現在はオーストリア国営放送（ORF）のコメンテーターとして活躍している。
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写真提供：GEPA-Pictures
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