ペーター・シェッテル
Peter Schöttel (1967.03.26-)
1977年から2006年まで約30年に渡りSKラピード・ウィーンに所属した「ミスター・ラピード」。現在でも同クラブの公式戦最多出場記録を保持している名リベロ。
1986年にオーストリア・ブンデスリーガでデビューを果たし、現役を引退する2001年までSKラピード・ウィーンでプレー。UEFAカップウィナーズカップ準優勝1回、オーストリア・ブンデスリーガ優勝3回、オーストリア・カップ優勝2回、オーストリア・スーパーカップ優勝2回に貢献している。また1997年からは4年に渡り主将としてチームを率いた。
SKラピード・ウィーンの選手として公式戦524試合(オーストリア・ブンデスリーガ436試合;オーストリア・カップ39試合;ヨーロッパカップ49試合)に出場した、同クラブの公式戦最多出場記録保持者でもある。
国内外問わず多くのオファーがあったのにも関わらず、SKラピード・ウィーンへのクラブ愛から生涯同クラブで現役を過ごした。「私の夢はレアル・マドリードからのオファーを断ることだ!」という発言が有名。
オーストリア代表選手としては63試合に出場、1990年FIFAワールドカップ・イタリア大会と1998年FIFAワールドカップ・フランス大会では予選突破の原動力となり、本大会出場を果たしている。
現役引退後は同クラブの育成部門責任者、サテライト監督、スポーツディレクター等を歴任。2005年にはヒッケルスベルガー監督と共にスポーツディレクターとしてブンデスリーガ優勝を飾るものの、2006年12月に辞任。
現在はテレビのコメンテーターとして活躍している。
写真提供:GEPA-Pictures