グラーツ・リーベナウ・シュターディオン
グラーツ・リーベナウ・シュターディオン(Graz Liebenau Stadion)は、オーストリア・シュタイヤーマルク州の州都グラーツにあるスタジアム。
オーストリア・ブンデスリーガに属するSKシュトゥルム・グラーツ(SK Sturm Graz)の本拠地である。また2006-2007年のシーズンで破産し、オーストリアサッカー協会よりオーストリア・ブンデスリーガのライセンスを取得できず、2007-2008年のシーズンよりオーストリア3部で再スタートを切ったグラーツァーAKも当スタジアムをホームスタジアムとして利用していた。
この地には元々1951年に完成した多目的スタジアム、「グラーツ・リーベナウ・シュターディオン」(Graz Liebenau Stadion)があったが、スタジアムの老朽化のため1994年に同じ地に新スタジアムを建設することが決定。
1997年に完成したサッカー専用スタジアムはシュタイヤーマルク州出身で現カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツネッガーを称えて「アーノルド・シュワルツネッガー・シュターディオン」(Arnold Schwarzenegger Stadion)と名づけられた。
こけら落としとして行われた試合は、1997年7月9日に行われたオシム監督率いるSKシュトゥルム・グラーツ対グラーツァーAKのグラーツ・ダービー(SKシュトゥルム・グラーツが4‐0で勝利)。
しかし1950年に死刑制度を廃止しているオーストリアでは、2005年12月13日にスタンリー・ウィリアムズ死刑囚の恩赦請求を拒否したシュワルツネッガー州知事の死刑執行命令に批判が高まっていた。これに伴い、「アーノルド・シュワルツネッガー・シュターディオン」から彼の名前が撤去することが検討され、各党の権力争いでなかなか結論が生まれない中、アーノルド・シュワルツネッガー自らが彼の名前をスタジアム名に利用することを禁止、それによって2005年12月26日に「グラーツ・リーベナウ・シュターディオン」に改名された。
その直後、UPC社が2016年までのネーミングライツを獲得したため、現在では「UPCアレーナ」(UPC-Arena)と言われている。
アクセス
Graz Liebenau Stadion
Stadionplatz 1, 8020 Graz
-4番、13番のトラムでStadion Liebenau下車。
写真提供:Stadion Graz-Liebenau
GEPA-Pictures