ティヴォリ・シュターディオン
ティヴォリ・シュターディオン(Tivoli Stadion)は、オーストリア・チロル州の州都インスブルック市にあるスタジアム。
オーストリアの建築家アルベルト・ヴィンマー(Albert Wimmer)の設計で2000年に完成。オーストリアで最もモダンなサッカー専用スタジアムの一つ。
オーストリア・ブンデスリーガの名門FCヴァッカー・インスブルック(FC Wacker Innsbruck)の本拠地である。収容人数は30,000人。
元々は収容人数17,400人のスタジアムであったが、2008年UEFAヨーロッパ選手権オーストリア・スイス大会に向けて2005年より拡大され、2007年11月に拡大工事が終了した。
スタジアム内にはFCヴァッカー・インスブルックのオフィスやロッカールーム、メディカルルーム等以外にも、チロル州サッカー協会のオフィスやインスブルッカーACのロッカールーム、各種リハビリ施設、レストラン、スポーツショップ、現地企業のオフィス、地下駐車場等も併設されている。
またティヴォリ・ノイは小規模ながらスポーツコンプレックスの体裁をとっており、スタジアム内にはインドア・ロッククライミング施設やフィットネスセンターが、周辺には4面のサッカー場が併設されており、FCヴァッカー・インスブルックやオーストリア・サッカー協会の国営育成アカデミーのトレーニング等も行われている。
オーストリアA代表チームはこのスタジアムでリヒテンシュタイン代表、ベラルーシ代表、ルクセンブルク代表、スイス代表、コートジボワール代表と対戦、全ての試合で勝利を収めており、オーストリアA代表チームにとって最も相性の良いスタジアムと言われている。
また、ザルツブルクの「レッドブル・アレーナ」と同様、ピッチ上の選手達とスタンドで観戦するサポーターの距離が非常に近いことでも有名。自ら選手達と一緒にピッチに立っているのかと錯覚してしまうほど、間近で選手達のプレーを見ることができ、熱い試合を肌で感じることができる、サッカーファンにとって有難いスタジアムと言える。
アクセス
Tivoli Stadion
Stadionstraße 1b, A-6020 Innsbruck
-A番のバスでStadion下車、またはJ番でLandessportcenter下車。
写真提供:Olympiaworld Innsbruck
GEPA-Pictures